…何が消えたって演劇「紅天女」内容のすべて。
あとは記憶にある。だがなぜ消す必要が？

自然に忘れたわけではない。
テレビドラマ版でこの内容が一部出てきて「？まだ出てないはずだけど…ドラマで勝手に作った？(^-^)」不思議に思った記憶があるので。

山岸凉子「パエトーン」の記憶が消えた理由は分かるよ。
【原発洗脳？即時停止を？この国にそんなことがあるなんて…】
子供心には耐えがたく、さりとて見て見ぬふりもできないので消去。

保険と肥満

コミック版少女革命ウテナの内容が一部消えた理由は紅天女と同じに思える。
世界観が自分の自尊心を守るためのいびつな構造に似ているからかと。聖地に人間が恋人だの友人だのなろう言い張って立ち入ったがため崩壊する…これが怖かったのかな。
アンシーのあの状態…なんか分かる。
【現実何がどうなろうと世界は神様が私のために作ったものだからなんでもないの。神様と私だけの世界。他は私のためにドラマを作る道具】
という漠然とした感覚に支えられていたので孤独感も惨めさもなんにも知らずにいられるという。
「バルバラ異界」十条青羽もこれだね。

紅天女…今見ると怖い。世界観がいびつに形作られた人の内面に酷似している。
主人公阿古夜は孤独であることの悲しみも知らない。速水真澄も同様。
スピリチュアル過ぎて人の心の根源に迫ったのかなこの演劇。で、私は危険と捉え内容を記憶から全削除。

阿古夜さん…頭の中身がちょっと似てる？幼児の精神構造かも知れない。
「人間は一つの存在に感じられる。痛覚や感性、記憶を共有できない一つのものという感覚…が、周りと違うみたい…」
「うちのウサギに名前をつけろですって？かわいそうなもんですかうちのウサギはこの子だけだからうさこでいいの名前で愛を分け隔てる必要がある方がさみしいです(ToT)」←夫婦で価値観一致

そして「恋愛と共に神力が失われる」という筋立て。

子供の栄養肥満

神力？
私の心のありようは速水社長同様
【子供の頃から誰に心を許すこともなく本心も本音も明かしたことがない。】
…阿古夜の孤独は何も変わらないでしょう？

…争い好きの欲深い人間どもが三種の神器を盗んだせいで戦？
私は三日ほど前「三種の神器みたいo(^-^)o」な夢を見たぞ？
【文化遺産たる家屋で貴重な鏡台を壊し中からもっと貴重な脇差しを盗む。壊したせいで追われる…悪いことしたかな…いやこれは楽しいことだ敵は切り払うのみ！】
自分の内面に自己が存在することをこれではっきり理解した。
この演劇の中では【剣を見つける】ではなく【恋をする】。
周囲の人間がそれを罪だと思っていることも一緒。

現実【人間らしくあるためには汚れを知るしかないし、だから人間は相互のしょうもなさを許し合えるんだなあ。】という理解と喜びに過ぎず。

…マンガもやはり阿古夜と一真がどんな行動を取ったか、ここだけ重要項として伏せている。
自分の内面から推し測るに
【彼女が天女であることも否定。命を奪って仏像を掘ることも否定。ただの恋人であることを望む。】
ではないかと思うが。

…子供の頃から夢で見続けたメッセージは何？
【あなたが最終的に到達すべきは恋人です】
は？
恋愛なんかになんの価値が？と不思議に思ったものだ。

獣医の治療犬小屋の咳カリフォルニア

…ああ、このシーンはよく覚えている。マヤと亜弓のけんか
【本当はあなたなんて大嫌いなんだから(-_-#)】
これまた最近思い知った。一人の人間の葛藤じゃないかな。

マヤの行動パターンはよく理解できる。
ひたすらガタガタブルブル「いえいえわたくしなぞ滅相もありません(ToT)」言い続ける割にはいざとなったら平気で全世界駆け巡るような。

それを亜弓が【ずるい、嫌い】指摘する。
【あなたは自分をごまかしているだけ。もしくは本心に気づかないふり。自信なさげでおどおどしていていざとなったらとんでもない正体を見せる。自分のこともろくに見えていないあなたには分からないでしょうね(-_-#)】
…十年前は意味分からなかったが。

【自尊心が傷つかないよう劣等生だの風変わりだの極端なレッテル貼り。何が振りかかろうとウソ自分なので一部完全無傷。】

そしてこれを理解すると亜弓同様
【自分の力を、自分の生き方を…なのに何それが嫌すぎて殺したいと思った。浅ましい惨め(ノ_<。)】
…どちらも極端だし、タイトル通り仮面人間。紅天女の「神力が損なわれる前」はこの状態を指しているように思える。

阿古夜・マヤ・真澄の共通点は
【孤独であることも、その悲惨さも理解していない】。

紅天女の神力とやらは現実なら子供の無邪気さのようなものだろうね。

…もう、幼稚園児の頃から何か無理だったみたい。
保育士
【何にも興味を示さずおとなしく座っている。不可解で心配だ】
【そのうち皆と打ち解けたので安心】
【教えてもらったアルプス一万尺の歌詞が物足りないので続きの歌詞を作って歌った。あまりの愉快さ・子供らしい無邪気さに心打たれ「あなたは物語の主人公みたいね」】

…先生、それ全部作り。
ダメな感じに風変わりな子供があっと驚くようなことをすると感動的 を絵本かテレビで学習していたのでなんとなくやってみただけ。
【なんだか分からない退屈じみた息苦しさ】に当時苦しんでいたが、今は正体が分かる。

【自尊心を守るためにやっている一挙手一投足オール作り…が周囲との壁になっていてさみしいのだ】。